佐藤優『大国の掟 「歴史×地理」で解きほぐす』(NHK出版)2016/11/08
- 高校の地理や世界史の教科書や、地政学の文献を引用しながら、 「歴史」と「地理」をキーワードに国際情勢を解説した一冊。
- 同様のアプローチで執筆された『世界史の極意』(NHK出版、2015年)の続編的な内容となっている。
引用・参考文献
続きを読む前著『世界史の極意』でも述べたように、歴史はアナロジー(類比)的なものの見方を訓練することに大いに役立ちます。
アナロジー的な思考とは、類比性を見つけて考えること。この考え方を身につければ、未知の出来事に遭遇したときでも、過去の出来事との類比を考えて、冷静に分析ができる。過去の出来事との比較で現在を考えれば、現下国際情勢が過去に規定されていることが理解できるでしょう。先行きが見通しにくい時代であればあるほど、アナロジー的な思考は大きな力を発揮します。
連載一覧
週刊誌
毎週月曜
- AERA「佐藤優の実践ニュース塾」(朝日新聞出版)
- 週刊エコノミスト「闘論席」(毎日新聞社)*1
- 週刊現代「佐藤優の⼈間観察」(講談社)
- 週刊ダイヤモンド「知を磨く読書」(ダイヤモンド社)
- 週刊東洋経済「知の技法」(東洋経済新報社)
- 週刊プレイボーイ「東京大地塾レポート」(集英社)*2
毎週火曜
毎週木曜
毎週金曜
月刊誌
毎月1日
毎月5日
毎月7日
毎月10日
偶数月10日
- みるとす「イスラエル並びにユダヤ人に関するノート」(ミルトス)
毎月22日
毎月24日
毎月25日
- BIG tomorrow「佐藤優の『逆説』のお金論」(青春出版社)
- クーリエ・ジャポン「「知」へのショートカット」(講談社)
毎月26日
佐藤優『ゼロからわかるキリスト教』(新潮社)2016/10/31
- 新潮講座「一からわかる宗教」第1期(2016年1月~3月)の講義を活字化して収録。
池上彰, 佐藤優『新・リーダー論大格差時代のインテリジェンス』(文藝春秋)2016/10/20
- 池上彰との対談集。
- 同氏との対談本はほかに、『新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方』(文藝春秋、2014年)、『大世界史 現代を生きぬく最強の教科書』(文藝春秋、2015年)、『希望の資本論ー私たちは資本主義の限界にどう向き合うか』(朝日新聞出版、2015年)がある。
引用・参考文献
続きを読む佐藤優氏との文春新書は、これが三冊目となりました。一冊目は二〇一四年秋。自称「イスラム国」の急激な勢力拡大を見ながら、現代の戦争について語り合いました。題して『新・戦争論』です。
佐藤優, 前原誠司, 井手英策『分断社会ニッポン』(朝日新聞出版)2016/09/13
引用・参考文献
井手さんの『分断社会を終わらせる──「だれもが受益者」という財政戦略』(筑摩書房、二〇一六年)という共著を読んで、私はさまざまな刺激を受けました。 (前原)
分断社会を終わらせる:「だれもが受益者」という財政戦略 (筑摩選書)
- 作者: 井手英策,古市将人,宮?雅人
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2016/01/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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家族が家族を守るという大切な原理を社会化して、地域を家族化していけば、介護問題も含め、こうした事件は防げると思うんです。アリストテレスの『政治学』を読んでもわかるように、家族に示される共生の原理というのは、人類普遍的な価値です。(井手)
(以下編集中)