佐藤優書店

佐藤優の全書籍を紹介します

佐藤優, 宮崎学, 田原総一朗(責任編集)『「殺しあう」世界の読み方』(アスコム)2015/05/23

引用・参考文献

ピケティの『21世紀の資本』(みすず書房、2014年)やマルクスの『資本論』も国内外でブームです。(田原)

21世紀の資本

21世紀の資本

 
21世紀の資本

21世紀の資本

 

 

 宮崎さんは異色の自伝『突破者』(南風社、1996年)で作家デビュー。(田原)

突破者―戦後史の陰を駆け抜けた50年〈上〉 (幻冬舎アウトロー文庫)

突破者―戦後史の陰を駆け抜けた50年〈上〉 (幻冬舎アウトロー文庫)

 
突破者―戦後史の陰を駆け抜けた五十年

突破者―戦後史の陰を駆け抜けた五十年

 
突破者―戦後史の陰を駆け抜けた50年〈下〉 (幻冬舎アウトロー文庫)

突破者―戦後史の陰を駆け抜けた50年〈下〉 (幻冬舎アウトロー文庫)

 
突破者〈上〉―戦後史の陰を駆け抜けた50年 (新潮文庫)

突破者〈上〉―戦後史の陰を駆け抜けた50年 (新潮文庫)

 
突破者〈下〉―戦後史の陰を駆け抜けた50年 (新潮文庫)

突破者〈下〉―戦後史の陰を駆け抜けた50年 (新潮文庫)

 

 

 佐藤さんは、元・外務省主任分析官で、10年ほど前に『国家の罠—外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社、2005年)で論壇デビュー(田原) 

国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)

国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)

 
国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

 

 

 日本を憂うオールド・マルキスト宮崎さん、『いま生きる「資本論」』(新潮社、2014年)を書いた佐藤さんと、まずピケティ『21世紀の資本』をどう読むか、から議論していきたい。 (田原)

いま生きる「資本論」

いま生きる「資本論」

 
いま生きる「資本論」

いま生きる「資本論」

 

 

 ピケティは結局、『貧乏物語』の河上肇とおなじことをいっているわけです。 (佐藤) 

貧乏物語 (岩波文庫 青132-1)

貧乏物語 (岩波文庫 青132-1)

 

 

 闇金ウシジマくんは、当然デフォルメされたえぐい世界ですが、タクシーの運転手さんや普通のOLなんかを等身大に描いている。 

 

 水野さんの議論が面白いのは、大きくさかのぼって歴史に学び、現在の状況をとらえている点です。  (佐藤)

資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)

資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)

 
資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)

資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)

 

 

  『地中海』を読めば、近代システムの限界が明らかとなって、次のシステムへの移行プロセスの真っ只中にいることがよくわかる」といっています。(佐藤)

地中海 (1)

地中海 (1)

 
地中海 (2)

地中海 (2)

 
地中海〈5〉出来事、政治、人間2

地中海〈5〉出来事、政治、人間2

 
地中海〈4〉出来事、政治、人間1

地中海〈4〉出来事、政治、人間1

 
地中海 (3)

地中海 (3)

 

 

 カール・マルクスフリードリヒ・エンゲルスの『共産党宣言』は、「妖怪がヨーロッパを徘徊している。共産主義という妖怪が」という言葉で始まる。(宮崎) 

マルクス・エンゲルス 共産党宣言 (岩波文庫)

マルクス・エンゲルス 共産党宣言 (岩波文庫)

 

 

 岩波書店から1930年台前半に出た『日本資本主義発達史講座』を執筆したグループが中心となったので、「講座派」と呼ばれます。(宮崎)

日本資本主義発達史講座 (1932年)
 

 

 これが宮崎さんたちの時代の共産党の雰囲気をよく表している。(佐藤)  

査問

査問

 
査問 (ちくま文庫)

査問 (ちくま文庫)

 

 

 『収容所列島』のソルジェニーツィンみたいなのは例外で、ソ連の当時の作家たちは「あいつは要領が悪い」といったんです。 (佐藤)

収容所群島 1―1918ー1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-7)

収容所群島 1―1918ー1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-7)

 
収容所群島(1) 1918-1956 文学的考察

収容所群島(1) 1918-1956 文学的考察

 

 (以下編集)