佐藤優『国家の謀略』(小学館)2007/11/29
- 『SAPIO』連載の「インテリジェンス・データベース」(第1回 2004年11月号〜第62回 2007年9月26日号)に加筆・再構成したものを収録。
- 様々な文献を紹介しながら、インテリジェンスをキーワードに時評を行っており、初期の思考集成といえる内容である。
引用・参考文献
陸軍中野学校とは、1983年に極秘裏に総説された情報将校の養成機関である。
- 作者: 畠山清行,保阪正康
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/07/30
- メディア: 文庫
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- 作者: 畠山清行
- 出版社/メーカー: 番町書房
- 発売日: 1971
- メディア: 単行本
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- 作者: 畠山清行
- 出版社/メーカー: 番町書房
- 発売日: 1971
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大橋の書いた『謀略』(中略)、『軍事機密 統帥要領』(中略)等は、インテリジェンスを学ぶ副読本として使うことができる。
- 作者: 大橋武夫
- 出版社/メーカー: 時事通信社
- 発売日: 1978/03
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CIA ウオッチングの第一人者である共同通信の春名幹男特別編集員は、情報機関再編に関する中曽根元首相の見解に対して、かつての著書の中で次のように批判している。
イギリス人の特徴はやりすぎないことである。例えば、イラクを統治していた時代でも、イギリス型の民主主義や治安基準を導入しようなどとはさらさら考えなかった。
- 作者: アーネストゲルナー,加藤節,Ernest Gellner
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/12/22
- メディア: 単行本
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この調書の中で各国の宣伝文化について分析した箇所は、各国インテリジェンスの特徴を理解する上で現在も有効だ。
池田はイギリス流を採用して対米謀略宣伝放送を行い、米軍の戦意喪失に一定の影響を与えた 。
日の丸アワー―対米謀略放送物語 (1979年) (中公新書)
- 作者: 池田徳真
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1979/07
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