佐藤優『この国を壊す者へ』(徳間書店)2011/08/31
- 「週刊アサヒ芸能」連載の「ニッポン有事!」(2010年3月11月号〜2011年8月18日・25日合併号)収録、第1章「独裁者へ」は書き下ろし。
- 時事批評の体裁をとっているが、民主党政権の評価、外務省や政治家への北方領土交渉や普天間基地問題についての提言が主な内容となっており、本書のタイトルもその意に沿ったものとなっている。
- 同連載を単行本化したものは他に、『外務省ハレンチ物語』(徳間書店、2009年)、『この国を動かす者へ』(徳間書店、2010年)、『国境のインテリジェンス』(徳間書店、2013年)、『私の「情報分析術」超入門 仕事に効く世界の捉え方』(徳間書店、2014年)、『動因を探せ 中東発世界危機と日本の分断』(徳間書店、2016年)がある。
引用・参考文献
危機の時代における国家指導者は、有象無象の国民によって選ばれるのではなく、卓越した能力、決断力と豪胆さを備え、国歌と民族のために命を捧げる覚悟ができている者ではなくてはつとまらないとヒトラーは考える。
現代の高等教育を受けたエリートは、もはや神を信じていない。
(以下編集中)